歴史と障害者の歩み

障害者をめぐる事件や運動はこれまでにたくさんありました。視覚障害者がホームから落ちてしまう、車椅子利用者が踏切で引かれてしまうという事故。障害者への暴力、強制的な中絶や不妊手術、福祉施設の入居者が19人も亡くなった事件。一方で、障害者とその関係者たちの運動によって、福祉制度の改革もなされてきました。これからもたくさんの事件が発生したり、運動を起こしたりするはずです。現在までの歴史を振り返りながら、今後の障害者の歩みを模索していきましょう。

全国青い芝の会によるバス闘争

1970年代後半、路線バスでの車椅子利用者に対する乗車拒否が相次いだことに対し、全国青い芝の会は、運輸省や東京陸運局等と度々話し合いを持ったが、解決策は見えてこなかった。1977年、全国青い芝の会の脳性まひ者60人が川崎駅前に結集し、駅前に止まっているバスに次々に乗り込んでいき、30台のバスに立てこもった。それにもかかわらず、乗車拒否は現在も続いている重大な問題です。

宇都宮病院事件

栃木県宇都宮市の宇都宮病院の職員等5人が傷害容疑で逮捕された事件。精神疾患者への日常的な暴力、不正入院・無資格診療行為等が発覚した。暴力で患者が死亡した事件もあった。非人道的な看護・医療処置も行われていた。医師・看護師が極端に不足していたため、入院患者や無資格の准看護師に注射や点滴、レントゲン検査等の医療行為をさせていた。医療保険料請求目的で必要以上の患者を入院させたり、人件費の水増しをしたりしていた。

ステラ・ヤングのスピーチ

オーストラリアのコメディアンでありジャーナリストのステラ・ヤングのTEDでのスピーチ。たまたま難病で車椅子で生活をしているという事実だけで全人類を感動させるわけではないと言うこと。社会が障害者を「感動ポルノ」にしてしまう風潮を批判します。

ただふつうに生きている、特別なことは何もしていない。

しかし、そこに障害があるだけで感動になる。

メディアの偏った報道などが原因。

実際はそんなことはない。ただの思い込みだと思う。

でも、

  • 本人が望んでいるなら別にいいのかもしれない
  • 感動することが悪だとは思わない
  • 感動ポルノという表現も過剰な表現かもしれない

と思う。

障害者差別解消法の施行

正式名称、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律。健常者と比べて障害者を不当に差別しないという基本事項、障害者からの要望に対応する、対応できなくても代わりの方法で対応するという合理的配慮を定めている。

当事者ができること

  • 積極的に要望を出す
  • 法律を根拠として示す
  • 攻撃的にならない
  • 何が必要なのか適切に伝える

関係者ができること

  • 障害者差別解消法を当事者に伝える
  • 当事者のサポートをする

相模原(さがみはら)障害者施設殺傷事件

神奈川県相模原市の知的障害者施設やまゆり園に、犯行当時26歳の元施設職員の植松聖(うえまつさとし)被告が侵入し刃物で19人を刺殺、26人に重軽傷を負わせた大事件。第二次世界大戦後の日本で発生した事件としては犠牲者の数が最も多く、日本社会に衝撃を与える。

バニラエア搭乗拒否

格安航空会社のバニラ・エアを利用した車椅子利用者の男性が、奄美空港で飛行機に搭乗する際、「自力で階段昇降をできない人は搭乗できない」と説明された。男性は階段式のタラップを腕の力だけではうようにして上った。同社は男性に謝罪し、奄美空港で車椅子利用者が搭乗できる設備を整えることになった。

※ 男性は旅行経験豊富で事前連絡することなく、飛行機に搭乗することがほとんど。事前連絡問わず、問題があったのは日本での搭乗で多いとのこと。

ホーキング博士の死去

享年76歳。車いすの天才科学者と呼ばれたスティーブン・ホーキング氏。20代でALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断される。音声合成で会話をしていた。1988年に「ホーキング、宇宙を語る」が出版され、1000万部を超えるベストセラーになる。

まとめ

話題に挙げた7つの事柄のうちの3つについて僕自身の考えを述べました。反省点がいくつかありまして、取り上げることが多すぎてまとまりがなかったこと、深く突き詰めることができなかったことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。